加工技術の詳細
① 加工材料の超高分子PEは、滑り性と剥離性に優れていて、樹脂の中では耐摩耗性も最も良い性能を持っています。
② 硬度が低い為、対象物に傷を付けにくく、柔軟性もあります。
※弾力性・クッション性を高めたい場合は、超高分子PEのシートをゴムシートに焼付けした商品(東北ゴム製 Z-1ライナー)もあります。
③ 加工は基材と超高分子PEのシートをボルト等で機械的に着ける処理方法になります。(接着では殆ど強度が出ません)
※ただし、Z1ライナーの使用により、裏面のゴムと金属基材とを接着させる方法もあります。
施工方法及びライニング材の厚み選定に関しては、粉粒体の性質やホッパーの形状・流量・使用条件によって選定基準が異なりますので、ご相談ください。
優れた特性
滑り性、耐摩耗性の両方に優れた特性を持っています。
また、剥離性も良好です。対象物に傷を付けにくい処理材です。
此れまでに、ご使用頂いた用途例
肥料・セメント等粉黛・固形物の投入口・
シュート等
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スケーリング(居着き及び堆積)・摩耗対策、清掃の簡略化として。
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粘着性液体の攪拌槽、タンクの内面 等
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ポンプ軸受けスリーブ・インペラー(回転羽根)・ケーシング(本体部)、攪拌機接液する回転部
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搬送ラインのガイド、テーブル等
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搬送物の滞留・傷防止の対策として。
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搬送ラインのガイド、テーブル等
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スムーズな滑りが必要で、尚且つ摩耗対策として。
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注意点
樹脂素材の為、高温下では他の処理加工に比べ強度はやや落ち、対象物によっては傷が付いたり、削れて(摩耗)しまう場合もあります。ご相談下さい。
超高分子PEライニングの施工事例はこちらをご覧ください