加工技術の詳細
アモルファス金属は一般の金属(特定の結晶構造を持つ)と違い、元素の配列に規則性がない非晶質という構造を持つ金属です。
アモルファス金属は、強靭性、耐食性に優れ、強度と粘りを両立させることができます。
アモルファス合金の成膜には超急冷を必要とし、非常に複雑で大掛かりな専用装置が必須とされていました。近年、溶射による成膜技法が開発されコスト面においても実用性の高い皮膜が成膜するようになりました。
▼ 鉄系アモルファス合金溶射イメージ
アモルファス金属は、強靭性、耐食性に優れ、強度と粘りを両立させることができます。
アモルファス合金の成膜には超急冷を必要とし、非常に複雑で大掛かりな専用装置が必須とされていました。近年、溶射による成膜技法が開発されコスト面においても実用性の高い皮膜が成膜するようになりました。
▼ 鉄系アモルファス合金溶射イメージ
加工可能サイズ
ロール、パイプ状外面約2500L程度まで。
板上の場合1500×2000程度まで。
溶射手法によって、さらに大型の製品に処理できる場合もあります。
板上の場合1500×2000程度まで。
溶射手法によって、さらに大型の製品に処理できる場合もあります。
処理可能な重量
1.5tまで
処理温度
250℃以下。溶射処理時の表面温度は瞬間的に180℃~220℃になります。
優れた特性
耐食性
厚い不動態皮膜を作りやすく優れた耐食性、防錆性能を持たせることができます。
高硬度、耐摩耗性
溶射方法によってはHV800前後の高硬度皮膜が得られます。また100μm以上の厚膜形成も可能です。
滑り止め、グリップ力向上
溶射によって鋭いエッジを持つ表面凹凸が得られます。この表面が母材に食い込むことで(スパイク効果)滑り止め効果発揮します。溶射に方向性はないので、全方向に対してグリップ力向上させることができます。多少の油分、水分があっても膜の発生を防ぎますので、効果が低下しにくい特性があります。
此れまでに、ご使用頂いた用途例
耐食性
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自動車用マフラー、サイレンサー、煙突
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滑り止め・グリップ力
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パイプ用チャック部品、ストッパー部品、橋梁プレート
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母材
ほぼ全ての金属に対して処理可能ですが、HRCは62以下(母材が硬すぎると、下地処理ができないため)
注意点
ショットブラスト(下地処理として)によって変形や反りが発生することがあります。
パイプの内面側などは内径が小さいと施工が困難です。
パイプの内面側などは内径が小さいと施工が困難です。
納期
約3週間程度
- ダイクロンコーティング
- ブラストロンコーティング
- 「複合」ブラストロン+DLC処理
- ダイモール(硬質炭化クロムめっき)
- JCコート™P(高機能DLC処理)
- JCコート™U
- JCコート™PH
- 無電解ニッケルめっき
- PEEK+PTFE複合コーティング
- フッ素複合無電解ニッケル
- 無電解ニッケル・ボロン
- 無電解ニッケル・セラミックス
- 硬質クロムめっき
- 硬質アルマイト
- 着色アルマイト
- DLC
- プラズマ窒化
- 超硬金属溶射
- 鉄系アモルファス合金溶射
- WPC処理
- セラミック溶射
- セラミックチップライニング
- セラミックスリーブライニング
- TNGコート(ガラスコーティング)
- セラミックコーティング(蒸着)
- セラミックコーティング
- 非粘着樹脂コーティング
- フッ素樹脂コーティング
- 薄膜シリコン系コーティング
- 重合反応薄膜フッ素系コーティング
- 「複合」マイクロディンプル+薄膜フッ素
- セラミック配合フッ素樹脂
- FCX coat Antonym
- フッ素樹脂熱収縮チューブ
- フッ素樹脂ファブリックシート
- PEEKコーティング
- 超高分子PEライニング
- FRPライニング
- 抗菌・防カビコーティング
- 高強度・防滑床ライニング
- 高強度シリコーンコーティング
- ポリウレタンコーティング
関連サイト