加工技術の詳細
特に高い硬度を必要とする切削工具などに処理する技術です。窒化チタン(TiN)や窒化クロム(CrN)など用途や目的に合わせて膜種は選定されます。ビッカース硬度は2000~3000と非常に高硬度の被膜が得られます。
加工可能サイズ
400*400*400程度(膜種によって異なる。)
処理温度
PVDプロセスの場合 100℃~500℃
CVDプロセスの場合 100℃~600℃(プラズマCVD)、500℃~1200℃(熱CVD)
優れた特性
最も硬い皮膜が得られる技術です。耐久性向上を目的とすることが多いですが、膜の特性によっては耐熱性や離型性の向上を図ることもできます。
此れまでに、ご使用頂いた用途例
樹脂成型金型、半導体モールド金型、射出成型機ヘッド、歯車、軸受部品
母材
工具鋼、ハイス鋼(高速度鋼)、ステンレス鋼、超硬合金など
注意点
穴の内径面や溝部への処理は困難です。
納期(数量、サイズにより異なる)
2週間程度